Kyoichi Tsuzuki ”HELL”



都築響一 「HELL」
4月22日 - 5月28日

開廊 13:00 - 19:00 / 休廊 水曜 + 日曜
110-0015 東京都台東区東上野 3-32-1-3F
Tel: 03-3835-8278

開廊 12:00 - 19:00 / 休廊 日曜 + 月曜 ※火曜日 要アポイントメント
101-0033 東京都千代田区神田岩本町4
Tel: 03-6206-8078

※本展は GALERIA DE MUERTE と 神田岩本町の ZENSHI による同時開催になります。

Wat Pha Lak Loi, 2006 ワット・パーラックローイ



都築響一の写真には、人間の生き様がある。
喜怒哀楽、趣味嗜好、老若男女が生きる曼荼羅世界だ。
タイ各地の寺院にある地獄のテーマパークは、一般の旅行ガイドブックには紹介されない「穴場」である。
信仰心や教育上の目的のため、あるいは怖いもの見たさの者達が訪れるこの場所は、地元の人達の手によって作られた巨大なセメントのオブジェで溢れている。
デフォルメされ色鮮やかに塗装されたアマチュアチックな造形は、どれもリアルな恐怖を喚起するが、同時にどこか懐かしくほのぼのとした情景を浮かび上がらせている。それは地獄というテーマ性を除けば、現地の人達の営みそのものを表しているようにも見える。誰に与えられたでもない世界の片隅で、どこにでもいる人間達が、どこにでもいるアーティストとして暮らしている、そんな日常の姿も見えてくる。
決してありふれてなどいない、どこにでもあるアートを撮り続ける都築響一の極楽地獄には、並みのアートでは敵わないのだ。


都築響一
1956 年、東京生まれ。
76 年から86 年までポパイ、ブルータス誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事をおもに担当する。
89 年から92 年にかけて、1980 年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102 巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続けている。
1993 年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』刊行。
1996 年発売の『ROADSIDE JAPAN』で第23 回・木村伊兵衛賞受賞。
昨今は、2001 年の横浜トリエンナーレへの参加や、2010 年広島市現代美術館「HEAVEN 社会の窓から見たニッポン」など国内外で美術展を開催している。



Kyoichi Tsuzuki ”HELL”
22nd April - 28th May

Venue + information

Open 13:00 - 19:00 / Mon - Tuesday, + Thus - Saturday  
3-32-1-3F Higashi Ueno, Taito-ku, Tokyo
Tel: 03-3835-8278

Open 12:00 - 19:00 / Wednesday - Saturday and appointment
4 Iwamotocho Kanda Chiyoda-ku, Tokyo 101-0033
Tel: 03-6206-8078

※ this exhibition organized and corporated with ZENSHI

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